フィリピンからスカイプを使ったオンライン英会話をお届けします。



なぜ、日本人は英語が苦手?

日本では、英語ブームが長く続いていますが、私たちの周りには英語が堪能と呼べる人が本当に少ないのが現状です。

フィリピンでは、母国語はフィリピン語(タガログ語とも言います。)ですが、英語も公用語の一つとなっています。ネイティブではありませんが、英語が堪能な人の比率が高いです。ハイスクール卒でしたら日常会話はできます。カレッジやユニバーシティ卒、及びビジネスマン、ビジネスウーマンは、その大半がビジネス英会話のレベルです。

それに対して、日本人が何年英語を勉強しても話せる様ならない最大の理由は、学習方法ではないと思われます。英語の必要性をあまり感じておらず、また実際に話す機会がわずかしかないため、必要十分なレベルに到達するまでに勉強を止めてしまうのでしょう。


1.英会話ブームに流されて目的を見失っている。

  • 仕事や海外移住などで、英語を勉強しなければならない必然性がある。
  • 趣味や教養のために英語を勉強したい。
  • 読書や映画鑑賞などを英語のまま理解したい。
  • TOEICや英検などの資格を取得したい。
  • 外人とコミュニュケーションを取りたい。
  • 海外旅行の時のために多少の英語を覚えたい。
  • とにかく英語が好き。

目的により学習方法も異なりますし、また学習時間や学習への取り組み意欲の高さも変わるでしょう。日本に住む日本人の環境では、目標がなければ英会話は上達しないということです。


2.英語を話せなくても困らない。

  • 「スチワーデス」は英語が堪能。
  • 「国際級のホテルマン」は英語が堪能。
  • 「海外を渡り歩く商社マン」は英語が堪能。

英語を絶対に話せないと困る人は高い英会話能力を習得しています。そのことからも、必要性が高ければ高いほど、結果として高いスキルを身に付けることができます。


3.英語を話す環境がない。

  • 学習してもどんどん忘れる。
  • 会話能力が上達しない。
  • 無意味な努力をしていると虚しくなる。

最終的には、人対人の会話が必要ですから、その部分が無いと、英語能力は上達しないでしょう。


4.教材やスクールなどが溢れており、選択に迷ってしまう。

  • 英会話スクール、プライベートレッスンは上達しそうだけれども料金が高い。
  • 通信教育、Webスクールは、上達するかどうか、続けられるかどうか不安である。
  • CD/DVD教材は種類が多いし、効果にも不安を感じる。
  • テキストブックは種類がありすぎて選択に迷い、また孤独感を感じる。

結局、良い学習方法や良い先生に巡り合う確率が低くなっているのが現状です。


5.英語を話すだけで上達するのは、中級者以上のみである。

  • 英会話スクールに通っても、英語が話せない人が大半。
  • 短期留学しても、英語がさほど上達しない人が大半。
  • 英会話のリスニング教材だけで、話せる様になる人はほとんどいない。

それは、初級者は英語の基礎力が低いため、言語として頭にインプットするまでに至らないのです。最近の言葉で言うと、英語回路が出来ていないということです。頭で順番を並べ替えて翻訳していては、いつまで経っても会話は成り立ちません。


6.初級者は、聞く話すだけでは、レベルはほとんど変わらない。

  • 英語の映画が全く理解できない人は、100回見てもレベルは変わらない。
  • 毎日、CNNのニュースを英語で聞いていても上達しない。

知らない箇所、理解できない箇所はそのままだからです。ある意味雑音と同じということです。


7.初級者は、英語の基礎力がかなり低い。

  • 英語力とは、読む、聞く、話す、書く(Reading, Listening, Speaking, Writing)力です。
  • 基礎力とは、文法・単語・発音・構文の力です。

ネイティブは、初めての言語なので、幼少の頃に構文とともに自然に文法も身に付きます。大人になってからは、必要な基礎力がないと、英会話は成り立ちません。英会話の学習と同時に、基礎力を高める学習も必要となります。


8.簡単に習得できると錯覚。

  • 簡単にTOIEC 900点が取れたとか、1年で日常会話が話せる様になったとかは、特定個人の話である。
  • 努力、独学、自習、復習、根気、継続が大切と言える。
  • 初級者が日常会話に会話に困らないレベルになるには、1,500時間~2,500時間の学習が必要と言われている。

訓練や特訓など、想像を超えるパワーは必要ありません。ただ、正しい学習方法で、毎日の様に継続することが大切です。たまに30分とか、週に1回程度では、いつまで経っても上達しないでしょう。


9.中学から6年間、10年間も勉強しても話せない?

  • 中学で1年間に何時間勉強しましたか? 160時間程度?
  • 高校では? 大学受験では?
  • 大学では、英文科以外ではもっと少ないのでは?
  • 授業中にいつも真剣に聞いていましたか?

10年間勉強していた、でも、トータルの時間は1,000時間程度? そのうち真剣な時間は半分以下? フィリピンでは、英語の授業を7歳頃からスタートし、英語以外の他の科目でも英語のテキストを使用しているなど、英語を覚える、英語を話す環境が揃っているのです。


10.目標値がないため、上達しているのかどうか不安

  • TOEICなどの診断テストでのみ実感できる。
  • このまま続けて話せる様になるのか不安が増大して勉強に身が入らない。

結局、日本人は、英語を十分に勉強していないのです。英語は、日本語と比較してもとても優しい語学です。学び、そして使う環境があれば、最終的には誰にでも習得できるのです。


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