フィリピンからスカイプを使ったオンライン英会話をお届けします。
一次、英会話スクールがブームで、メインとなる駅前には必ず2~3のスクールがありました。多くの人が、英会話が堪能になることを夢見て大金を注ぎ込みましたが、果たして堪能になった人はどの程度いるのでしょうか?
英会話は、よほど優秀な先生に、しかもかなり長時間のレッスンを受けるならば、自習しなくても堪能になれるでしょう。その様な稀なケースは別として、自習するということがやはり重要な要素となるでしょう。
英語の能力は、Reading、Writing、Hearing、Speakingの4つの能力に分けられます。
この4つは、密接な関係があり、それぞれを切り離して考えることはできません。英語が堪能な、キャビンアテンダントは、4つの能力とも高いですし、英語の初心者は当然4つの能力が低いです。突出して、1つの能力が高いということは、稀なケースです。
その中でも、ReadingとWriting、HearingとSpeakingとは、より密接な関係があります。相互作用していますので、片方が延びればもう片方も延びます。
日本の学校教育では、比較的ReadingとWritingに力を注いでいます。英会話が堪能な先生がいないこともその背景にはあるでしょう。
そのため、HearingとSpeakingは、十分な学習機会が無かった場合が大半ではないでしょうか。
まず、英語学習にもう一度取り組むためには、Grammar(英文法)とVocabulary(単語力)を復習することが必要です。その文章の表す意味を理解するためには、英語独特の文法がわからないと理解できないからです。また、読み取りや聞き取りができても、その単語を知らなければ、やはり文脈を理解できません。
Vocabulary(単語力)は、単に単語の意味だけなく、その前後の単語や文章によって意味が変わる単語がたくさんありますので、そういう応用力を含めてVocabulary(単語力)をアップする必要があります。
例えば、makeや,have,take,as,workなど多くの意味を持っています。2~3の意味を知っているだけでは不十分で、いろいろな応用パターンの知識が必要となります。
中学校の内容で、簡単な日常会話はできます。高校の内容でほとんどの日常会話は理解できる様になります。ボキャブラリー(単語力)は、学習と同時に、それなりに多くの英語に触れることで自然に身に付いてアップしていきます。
そして、最後に、日本人の一番のウィークポイントとなっているのが、Pronunciation(発音)です。これを疎かにしている学習者が多いように見受けられます。和製英語やカタカナ英語の存在が、発音が悪いと、英語が相手に通じません。
英会話の自習のためには、まず
Grammar(英文法)とVocabulary(単語力)の復習を行なう。
中学校、高校の基礎的な部分をもう一度復習することで、ReadingとWritingがアップすると同時に、HearingとSpeakingの基礎が身に付きます。
次に、Hearing、Speakingのために、音読とシャドーイングを行ないます。
音読は、テキストを声を出して読む、意味を理解して読む、記憶する位何度も読む、ことでSpeakingがアップします。
シャドーイングは、CDなど英語を音声で聞き取ると同時に、声を出して付いてついていく練習です。これを繰り返すことで、HearingとSpeakingがアップします。
初心者は、意味が理解できる簡単な文章で行ないます。中級者になると、英語ニュースなど難しい文章にもチャレンジすることで、よりスキルアップを図りましょう。
自習をしていく中で、どうしても自習では補い難い部分があります。英語脳(English brain)あるいは、英語回路と言われる部分です。英語を頭で日本語に訳さずに、英語のまま理解して、即座に英語で答える能力です。
How old are you?
I'm twenty five.
と即座に答える時、それは英語脳(English brain)が働いているのです。
初心者が簡単な構文でも、相手に少し長く話されると理解できなくなります。それは、英語脳が出来上がっていないのです。頭で日本語に訳している間に、相手の話はどんどん進んでしまい、結局ほとんどが理解できなくなります。
英語脳のためのトレーニングはたくさんありますが、普通の速度の英会話をできるだけ多くすることが、英語脳の育成につながります。実際のマンツーマンの会話では、ゆっくり短い文章で会話することでコミニュケーションが取れますが、これではいつまで経っても英語脳は育成されません。
普通の速度で、できるだけ多くの人と、できるだけ多くの会話をすることが、英語脳(English brain)の育成につながります。
どんな学習方法であっても、英語学習には自習が重要となります。
人それぞれ、英語に対する目標が異なりますので一概に言えませんが、平日に1日1時間程度、休日には2時間程度の学習時間が取れることが継続のためにも良いでしょう。平日に、忙しくて出来なかった分を休日に少し多めに取ることで補いましょう。
今日はGrammar(英文法)とVocabulary(単語力)、明日は音読とシャドーイングを1時間というスケジュールも一つの例です。今週はこれ、来週はあれでも良いでしょう。
そして、自習以外に、是非英会話を実践で使う場をできるだけ多く設けてください。それが、英語脳(English brain)の育成につながると同時に、上達が実感できて英語学習が苦痛ではなく楽しみの一つとなってくることでしょう。